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[D004] グループ遠方アダプタ(中監盤等)との併用で異常となる

( 2006/08/25 更新 )

グループ遠方制御アダプタ(KRP4A1,2,3,4)が接続され遠方制御されている系統に、 チェッカをD3-NETで接続すると、遠方制御アダプター側で異常となる。 (異常接点で接続されている中央監視盤等に異常通知される)

原因

グループ遠方制御アダプタ(KRP4A1,2,3,4)は、集中機器と共用出来ない仕様 となっている。 (中央監視盤等からと集中リモコンの指示が競合してしまうため)
サービスチェッカは集中リモコンの機能ももっているため、サービスチェッカ を集中機器と見なして、アダプタ側で異常とする。

集中伝送上の異常なので、機器の運転には支障がなく通常に運転できるます。 しかし、中央監視盤等で監視している場合異常が通知され、さらにチェッカの 接続で一時的に空調機が停止し再起動待機になるため、空調機が異常停止した ように見えるため問題となる事があります。

対応

チェッカを接続する事で異常は通知されますが、機器自体は正常に動作可能な ため、そのままでも空調機の運転自体は問題はありません。 (チェッカを外すと異常はなくなります。)
対応としては、以下の方法が考えられます。

1. チェッカ利用時の異常を無視するように依頼する。

チェッカの利用時間が短時間であれば、監視盤の異常を無視してもらう。

2. グループ遠方制御アダプタ側のジャンパをカットし異常を発生しなくす る。

どうしても、異常が発生してはいけない場合は、アダプター側のジャンパーカット で異常を出さないように改造は可能。 但し、誤配線などでの集中機器との併用時の警告機能もOFFとなるので注意下さい。
(作業方法についてはアダプター側の説明書を参照ください。)

3. チェッカのオプションの集中禁止モードを使う。

一度接続したことのある機器の場合、前回のマップを選ぶのと、集中禁止モード のオプションを選ぶことでチェッカを集中機器として機能させなくする事が 可能です。
(オプションメニューの集中禁止を禁止に指定。ソフト起動時は許可に戻るので 毎回設定は必要)
これにより、異常が発生しなくなります。